鍵屋を選ぶ

もしも鍵をなくしてしまったら、家の中に入る事が出来ないうえに、防犯上でも不安です。まずは鍵を開ける事、鍵を交換することも必要です。合鍵を家族に預けている場合や、同居人の帰りを待てる状況であれば良いのですが、急ぎの場合や鍵を持っている人が誰もいない状況であれば万事休すです。そんな時に便利なサービスが鍵屋の出張鍵開け・鍵交換です。出張してくれますので、鍵屋が来るまであとは待つだけです。鍵屋の多い都会や近所であれば最短10分で到着、といった時もあるようで寒さの厳しい冬場や夜遅い時間は頼んでみることも選択の一つです。
インターネット・電話帳・電話番号案内など鍵屋を探す方法はいくつかあり、また鍵業者も多いため選ぶ際はとても悩んでしまいます。まずは近くの合鍵を作ってくれる鍵屋さんですが、店舗経営のみの場合が多く出張をしてくれるかどうかは確認しましょう。また合鍵や靴修理など複数のサービスを行っているお店では鍵の専門技術を持ち合わせていないことが多いため、鍵開け・鍵交換は対応外の場合が多いです。鍵屋を探す際は、鍵開け・鍵交換に対応しているかどうかを確認しましょう。ではインターネットや電話帳などで見つけられる鍵屋を3つに分類しますと、地域密着型の店舗経営の鍵屋さん(チェーン店を含む)、店舗は持たず広い範囲を巡回する出張専門の鍵屋さん、鍵のスタッフはおらず鍵屋を派遣する案内会社、となります。案内会社の場合は、無差別に地域密着型・出張専門型などの鍵屋へ出張要請をおくりますので、一番早く来てくれる鍵屋を探す手間は省けます。しかし電話の上では鍵屋として装うケースもあります。また鍵屋から仲介手数料を取ることになりますので、おのずと依頼者が払う料金が割増しになることになります。店舗経営の場合は店舗が閉まると深夜の依頼には対応できないでしょう。ですが地域を絞る事で運営費用を抑えられ、料金はもっとも安くなるでしょう。出張専門の場合、対応地域を回っているので到着までの時間が早く、また24時間対応や夜遅くまで対応している事が多いです。また鍵屋を選ぶときは、出張料金やキャンセル料金・基本料金などの確認も行いましょう。

女性の一人暮らしにおける防犯

一人暮らしをする女性の方は、性犯罪・強制わいせつの被害に合わない為にもいっそう注意をしなければなりません。大阪府警察による全国の女性に対する強制わいせつデータによると、45%は道路上・18%はマンション・共同住宅内となっています。道路上は誰が歩いていても不審ではなく、逃げ道・待ち伏せ・隠れ場所も確保しやすいのです。またマンションも最近では1人暮らし用の建物が増え、住人の入退去も多く同じ建物内に誰が住んでいるか把握していない事が現実で、住居人以外が建物にいても不審だと思われにくいのです。まずは帰り道によく後ろを振り返り跡をつけられていないかを確認しましょう。またマンションのエントランス錠を開ける前、郵便受けを開ける前、エレベーターに乗る前、玄関の鍵を開ける前に後ろを確かめてください。被害の多くは隙の出来る後ろ側から襲われるケースが多いため、不審者がいる場合はすぐに110番してください。エレベーターに同乗者がいる場合は相手に背中を見せないようにし、警戒心をアピールします。また表札に名前は表記せず、カーテンもピンク色や花柄、窓際にぬいぐるみやキャラクターものを置かないようにし、洗濯物は見えない場所や男性のものを混ぜるなど、ほか玄関には男性用の靴を置くことで一人暮らしであることを外側から見破られないようにします。来客・訪問客が来ても玄関の鍵をすぐに開けないようにして下さい。宅配便業者を装う場合があるので、送り主・宛先の確認・社員証の提示を求めてもかまいません。ドアに引っかけるタイプのドアモニターを取り付けることをお勧めします。

家にいるときの防犯

お家の防犯対策といえば、何も出かける時だけの事ではありません。お家にいる時、家族がいる時にも防犯対策は常に気を使っておく必要があります。警視庁の平成23年度・住居における侵入窃盗の手口によると、70%の泥棒は住人がいない・人が出かけて無人の建物に侵入し泥棒を働き、24.5%が住人が寝ている間に侵入に泥棒を働き、5.5%が在宅時に侵入する結果となっているのです。約30%は人が居る状態で侵入するわけですから、防犯対策は必ず行ってください。
お家にいる際の主な防犯対策は、窓の鍵を閉める・玄関の鍵を閉めることです。夏場は暑くて窓を開けっ放しにしている、2階の窓は換気のために開けている・裏口の鍵をよく閉め忘れる、お風呂の小窓の鍵は閉める事があまりない、など出かける時は気を付けて閉めるものの在宅中はどうしても気が緩む戸締り。2階だからと言って油断してはならず、よく見ると足場は周りにたくさんあります。物置・排水管・隣家・木・梯子など、身軽な犯人であれば素早く上る事が出来ますので、鍵に付いては特に気を付けましょう。換気などをする際は人が入れないぐらいの隙間でロックできるような窓の補助錠を取り付ける事をオススメします。

金庫のダイヤルがずれるトラブル

金庫と言えばクルクル回るダイヤルの付いた頑丈な貴重品入れといったイメージですね。ダイヤルの付いていない鍵だけの金庫もございますが、だいたいが4桁のダイヤル錠と鍵穴付きの金庫となります。お家で使用する事を想定し作られた家庭用金庫は固定ダイヤルという暗証番号が変更できない種類の金庫となり、大きさも比較的小さめとなります。一方、会社や事務所・企業などで使用する事を想定し作られた業務用金庫は、変換ダイヤルとなり暗証番号を後で変更する事ができます。万が一ダイヤル番号が外部に漏れてしまったり、社員が退職する際は番号が変えられますので便利です。家庭用金庫と比べて大き目のサイズでレバーハンドルが必ず付いています。さてこうした金庫ですがよくお伺いするトラブルというのがありまして、家庭用・業務用に関わらず起こってしまう事なのです。
ダイヤル番号を合わせるには右に4回、左に3回などの作業が必要になりますが、あまり使わない場合番号を忘れてしまうかもしれないといった心配や、小まめに開ける機会がありダイヤルを回す作業が煩わしくなる事もあります。そうした時に、ダイヤル操作をなくすためにテープでペタペタと固定しまう方が多いのです。いいアイデアではありますが、テープで固定した場合のトラブルとして、ダイヤルがずれるという事が想定されます。ダイヤルがずれてしまうと、暗証番号を忘れてしまった、鍵をなくしている・どこへしまったかわからない、という状況になり鍵が開けられなくなるのです。いくら頑丈に停めていても何かの拍子に少し回った・子供がわからずに回してしまうことも有ります。そうなってしまえば頑丈な金庫を壊そうとしても開ける事は難しいでしょう。煩わしい作業ですがダイヤルは必ず操作する、またはダイヤルの無い金庫に買い替える、などの対策はしておきましょう。