玄関扉は住宅の印象の中でも目立つ場所の一つです。玄関ドアのデザイン、取って・錠前のデザインなども気になるところです。加えて錠前部分にはデザイン性のほかにも、セキュリティ性が重要となります。
玄関ドアの鍵は、扉側に付いている鍵穴・ケースロックの部分を錠前と呼びます。錠前を開ける為に鍵穴に挿す方を鍵と言います。デザイン性を見るにはこの錠前部分の色・形が気になる所ですね。現在はスッキリシンプルなプッシュブル錠が人気で、シンプルに見える錠前部分も複雑な機構を持つディンプルキーが主流です。ディンプルキーであるかを確認するには、鍵の形に注目します。
10年ほど前になるとディスクシリンダーという鍵の形がギザギザとしたものをよく目にしていたと思いますが、泥棒の手口であるピッキング開錠に弱く現行のディスクシリンダーは対策されているものの、まだまだ以前のディスクシリンダーが使われている家屋も少なくありません。ディンプルキーの場合は鍵のフチではなく表面にボコボコとした窪みがあり、より複雑な構造になっています。鍵穴の中にはピンがT字状に配列されており、頑丈な素材・部品を使用する事でドリルの攻撃にも強く設計されています。ディスクシリンダーと比べるとピンの複雑さが格段に向上していますので、ディンプルキーは玄関錠にはピッタリですね。ディンプルキーへの鍵交換は鍵屋さんにご相談下さい。