金庫のダイヤルがずれるトラブル

金庫と言えばクルクル回るダイヤルの付いた頑丈な貴重品入れといったイメージですね。ダイヤルの付いていない鍵だけの金庫もございますが、だいたいが4桁のダイヤル錠と鍵穴付きの金庫となります。お家で使用する事を想定し作られた家庭用金庫は固定ダイヤルという暗証番号が変更できない種類の金庫となり、大きさも比較的小さめとなります。一方、会社や事務所・企業などで使用する事を想定し作られた業務用金庫は、変換ダイヤルとなり暗証番号を後で変更する事ができます。万が一ダイヤル番号が外部に漏れてしまったり、社員が退職する際は番号が変えられますので便利です。家庭用金庫と比べて大き目のサイズでレバーハンドルが必ず付いています。さてこうした金庫ですがよくお伺いするトラブルというのがありまして、家庭用・業務用に関わらず起こってしまう事なのです。
ダイヤル番号を合わせるには右に4回、左に3回などの作業が必要になりますが、あまり使わない場合番号を忘れてしまうかもしれないといった心配や、小まめに開ける機会がありダイヤルを回す作業が煩わしくなる事もあります。そうした時に、ダイヤル操作をなくすためにテープでペタペタと固定しまう方が多いのです。いいアイデアではありますが、テープで固定した場合のトラブルとして、ダイヤルがずれるという事が想定されます。ダイヤルがずれてしまうと、暗証番号を忘れてしまった、鍵をなくしている・どこへしまったかわからない、という状況になり鍵が開けられなくなるのです。いくら頑丈に停めていても何かの拍子に少し回った・子供がわからずに回してしまうことも有ります。そうなってしまえば頑丈な金庫を壊そうとしても開ける事は難しいでしょう。煩わしい作業ですがダイヤルは必ず操作する、またはダイヤルの無い金庫に買い替える、などの対策はしておきましょう。